【基礎】支出とは?家計簿どうつける?

収入がわかったら次は支出のお話です。(収入についてはこちら⇒【基礎】収入とは?額面や手取の意味は?

ご自身で毎月いくら支出しているか把握されていますか?

支出の項目はどう分ける?

家計管理のための支出の把握としては、大項目として6項目に分けてみることをお勧めします。

  1. 基本生活費
    食費、水道光熱費、通信費、日用品、衣服・美容、趣味・娯楽、交際費など2〜6に当てはまらない出費
  2. 特別生活費
    毎月発生するわけではないが、年に1、2回など決まって支出するもの
     例)旅行、帰省、誕生日や記念日のイベント費用、固定資産税など予想できず、偶発的に発生するもの
     例)家電の買い替え費用、引越し費用、冠婚葬祭費用など
  3. 住居費
    持ち家の場合:住宅ローンの返済額(マンションの場合は+管理費・修繕積立金)
    賃貸の場合:家賃
  4. 教育費
    学校教育費、給食費、学校課外活動費など
  5. 保険料
    生命保険料、火災保険料、自動車保険料など
  6. 積立
    支出してなくなってしまうものではなく、将来の自分に向けた積立預金や積立投資など

それぞれの支出項目は何パーセントが適切?

さて、時々こんなご質問をいただきます。
「各項目はいくらぐらいに抑えるのがいいのでしょうか?」「食費は収入に対して何パーセントぐらいが適切でしょうか?」などです。

家計簿アプリでは、世帯年収や家族構成によってオススメの支出割合の設定を提示したり、総務省の家計調査などでは項目ごとに支出の平均値を出したりしています。
ただ、あくまでもそれらは参考値や一つの情報であって、そこに必ずしも近づける必要はないと考えています。

自分の大切にしたいものにお金をかけましょう!

なぜなら、美味しいものを食べることが好きなら食にお金をかけるでしょうし、居住空間にこだわりがあれば住居費は高くなる傾向にあるかもしれません。お金の使い方は価値観が現れるところなので、何にどれくらい使いたいかは自分の大切にしたいものにお金をかけたらいいのではないでしょうか。

もっとも簡単な支出把握方法

さて、毎月何にいくら支出しているかを把握することも大事ですが、月によって変動があったり、年に数回しか出費がないものもあれば、ボーナスがある場合もあると思います。

そんな場合に、簡単に支出を把握できる方法があります。

 前年12月末の預金残高+1年間の手取り収入ー今年12月末の預金残高

これなら使い道はともかく、1年でいくら使ったかということがわかります。

まとめ:支出は内訳よりも総額が大事!

不必要な無駄な支出を減らすという意味では、何にいくら使ったかを知ることは大事です。
ただし、最も大切なのは、手取り収入のうち支出がどれくらいの割合になっているのか、そしてどれくらいを資産形成にまわすのかと総額を把握・管理することです。

(マネーroom編集部)

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