【基礎】老後の生活費はいくら?収入と支出を確認!
こちらの記事では総務省が行っている家計調査(2018年)のデータを元に老後の生活費にいくらかかるのかをご紹介します。
老後の生活費 収入と支出データ
・夫婦2人の世帯の場合*1
支出:約26.8万円
収入:約21.2万円
・一人暮らしの場合*2
支出:約15.6万円
収入:約12.0万円
*1 2人以上の世帯のうち世帯主が60歳以上の無職世帯のデータ
*2 60歳以上の単身無職世帯のデータ
ご覧のように、夫婦2人の場合も、一人の場合も収入よりも支出が上回っている結果になっています。
収入はそのほとんどが社会保障給付(=公的年金などによるもの)となっていますが、足りない分は貯金などを取り崩していることとなります。
現役時代と比較して支出を見直す
仕事を引退した後では、生活スタイルが変わるので一度支出を見直してみることで不要な支出を抑えることができます。
これら下記に書いてあることは一例ですが、いろいろと見直すポイントはありそうです。
家の住み替え
- 家族みんなで住んでいた広すぎる部屋から住み替えをして家賃を抑える
- 持ち家の場合は、住んでいた家を売却して賃貸に出し、コンパクトな家に住みかえる
- さらには都会に住んでいる場合にはコストの低い地方への移住もひとつの手です
保険の見直し
- 子どもが独立した後は大きな死亡保障の必要性がなくなるので、保険を見直して保険料を節約する
携帯電話会社の乗り換え
- 大手キャリアから格安SIM会社に替えてみたり、プランの変更を検討する
電力会社の変更
電気とガスを同じ会社にまとめてみる
公的年金以外にも収入を確保する方法を検討する
老後の主な収入源は公的年金がメインになる人が多いかと思いますが、年金以外の収入を確保する方法も検討してみましょう。
若いうちから事前に準備しておくことで民間の会社の年金商品を準備したり、iDeCoなどを利用することも検討できます。
利用できる制度などの詳しい内容はまた後日ご紹介していきますので、お待ちください。
また、最近ではシェアエコノミーが進んでいることから、自宅の空いている部屋やクローゼットを倉庫として貸し出したり、自家用車や自宅の駐車場を時間貸ししたり、不用品をメルカリで売るなど、自分の持っているものを提供することでちょっとした収入を得ることもできるようになってきています。
まとめ:自分の老後の生活費用をイメージして計画的に準備しよう!
仕事の引退まであと1年しかないタイミングで老後に必要な資金を全部準備しようとするのと、あと30年近くは何かしらの形で働く予定の30代の頃から老後について準備するのではどちらが楽でしょうか?それはもちろん早めの準備が楽に決まっています。
まだ先の老後のために、今辛い思いをして節約をしたり、現在の生活がしんどくなるほど投資にお金を回しましょうと言うことではありません。そんな思いをしないためにも、一度は考えてみて計画的に老後の資金の準備をしていくことをお勧めします。
(マネーroom編集部)
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