【基礎】賃貸住宅に住むなら知っておきたいお金のコト

賃貸住宅に住む場合のかかるお金について考えてみましょう。


物件の候補を探す

物件選びをする際には、職場や実家までの所要時間などから住むエリアの候補を絞るかと思います。
それが決まったら、家賃、広さ、間取り、築年数、階数、セキュリティや設備、立地、周囲の環境など、自分の希望や優先順位を考えてみましょう。

住んでみたら思っていたのと違っていた!なんてことがないように、実際に物件を内見することはもちろんですが、家から最寄り駅までの道を歩いてみたり、昼と夜の街の様子を見てみることをお勧めします。

特に、内見では不動産屋さんの車で連れて行ってもらうことが多く、徒歩で歩いてみると駅までに暗くて細い道を通らなければならない、なんてことにもなりかねません。

賃貸住宅にかかるお金

物件が決まったら、契約手続きになりますが、賃貸住宅に住む場合にかかるお金を把握しておきましょう。

初期費用

・引越費用

・前家賃と日割り家賃

・敷金、礼金

・仲介手数料

・鍵交換費用

・火災保険料

・保証料

・駐車場代の敷金・礼金や前代金

※仲介手数料

不動産仲介会社を利用する場合にかかります。ただ、直接気になった物件の大家さんと自分で直接交渉するということは多くないでしょうから、多くの方が必要になる経費かと思います。相場は家賃の0.5~1ヶ月分です。

※保証料

保証会社を使う場合にかかります。
保証会社とは、入居者が家賃を滞納した場合に大家さんに家賃を代わりに支払い、大家さんの賃貸収入を保証するための会社です。
連帯保証人を求められるケースが一般的ですが、連帯保証人を立てられない場合に、保証会社を利用して利用料を支払うことで物件を契約することができます。多くの物件で利用が可能ですが、中には保証会社が非対応の物件もあるので、最初から保証会社を利用する予定の場合は、物件探しの時から条件に加えておくといいと思います。

ランニング費用

・家賃

・管理費

・更新料

・駐車場代

※管理費

共益費と呼ばれる場合もあります。同じマンションの部屋でも金額が同じではないことがあるので注意してください。

※更新料

関東では、2年に1回、家賃1ヶ月分という場合が多いですが、地域によって異なりますので、契約時に注意して確認してください。

賃貸に住むなら知っておきたいこと

中には一生賃貸に住むと考えている人もいるかと思います。
その場合に知っておきたいことを挙げておきます。

定年後の収入が下がった後にも家賃を支払い続けなければならない

定年後に収入が下がって、年金収入だけになるような場合も、家賃を支払い続けなければいけません。

・高齢になってからだと借りづらくなる(物件、保証人の問題)

高齢になると、安定収入があって家賃を滞納せず払ってもらえるかどうかや、保証人を立てられるのかどうかという点を大家さんも気にしますから、シニアでも借りられる物件というのは少なくなってきます。

・定年後に家を購入しようと思っても、就労収入がないと住宅ローンが組めない

今まで賃貸住宅生活だったけれど、やっぱり家を買おうと思った場合、もしそれが定年後などなら、住宅ローンが組めない可能性も出てきます。現金で買えるだけの貯蓄をしておく必要があります。

まとめ:一生賃貸住宅に住む場合は、それを見込んだライフプランの計画を

ライフスタイルに柔軟に対応できることが賃貸住宅のメリットですが、一生賃貸住宅に住むと決めている場合は、それを念頭に置いたライフプランとマネープランを計画する必要があります。自分がどんな生活を送りたいのか考えてみましょう。

(マネーroom編集部)

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