【基礎】結婚・出産の夫婦で確認しておきたいお金のこと

結婚したり、出産して子どもができたりすると、今まで一人で自由に使えていたお金も、自分一人のものではなくなります。
お金に関して、事前に夫婦や家族の間でどんなことを理解しておけばいいのかを確認していきます。


結婚したら話しあっておきたいこと5つ

今後のお互いの働き方について検討する

共働きを継続していくのか、フルタイムではなくパートやアルバイトといった働き方にするのかなどを話しておきましょう。

夫婦2人でお金について話す(給料、貯蓄)

お互いのお給料やボーナスの金額について知っておきましょう。貯蓄があれば、どのような形でいくら持っているかを伝えましょう。逆に、より打ち明けなければならない重要なことは、借金がある場合です。自動車ローンやカードローン、奨学金など、もし返済すべきものがあればそれも伝えておかないと今後の家計に影響します。

夫婦2人のお金の分担やお財布を分けるかどうか決める

家賃は夫の口座から支払う、水道光熱費などの公共料金は妻の口座から支払うなどのように、夫婦二人でお金を負担する項目を決める場合や、お財布は一緒にしてしまって自由に使える金額を決めておくなど、自分たちの一番いい形を決めておきましょう。

生命保険について考える

すでに生命保険に加入している方はその金額を見直したり、加入していない方は加入する必要があるかを検討したりしてみましょう。加入している場合は受取人の名義を配偶者に変更することも忘れずに対応しましょう。
一般的には、働き手に万が一のことがあった場合に残された家族が生活していけるだけの生活費を保障するために、生命保険を活用します。

住宅について考える

人生でもっとも大きな買い物になりうるのがマイホームです。将来、マイホームを買いたいと考えるなら、それを想定した資金計画を考える必要があります。いつかはマイホームを購入したいと考える人と、一生賃貸でいいと考える人もいますので、夫婦で将来どうするか話し合っておきましょう。

夫婦で将来のイメージについて考える

上記のマイホームの購入についてもそうですが、どんな人生を送っていきたいのかを夫婦で一度話し合っておきましょう。子供はどうするか、子供が生まれた場合の教育プランはどうするか、家は買うのかなどです。また、時間が経てば考え方も変わってくることもありますので、何かのタイミングで都度話し合っていくことをオススメします。

妊娠・出産したら話しあっておきたいこと5つ

出産に関連した社会保険の確認

自分が加入している保険から出産一時金や、産休・育休中の手当を得られる場合があります。また、その間の会社の給与がどうなるかや、社会保険料の支払いが免除される制度もありますので、自分の社会保険周りを確認しておきましょう。
詳しくは出産費用の記事で取り上げます。(近日公開)

産休・育休中についての里帰りなどの確認

妻の妊娠中には里帰りをするのかどうか、する場合はいつ頃からするのか、その間の夫はどのように生活するかなどを話しておきましょう。

出産する病院を決める

里帰りをする場合なら実家の近くで、しない場合は今の住まいの近くでどこの病院で出産するのかを決めておきましょう。

子どもの教育方針について

教育というと、まだまだ先の気がしますが、将来はどのような教育プランにするのか検討しましょう。そもそも幼稚園に行かせるのか、保育園に行かせるのかということや、公立に行くのか私立に行くのかでは教育費は大きく変わってきます。

今後の仕事について

お勤めの会社によって育休が取れる期間が様々かと思います。いつ頃まで育休をとるのか、また復帰する場合は時短勤務をするのかなど、周囲のサポート体制も含めて話し合っておきましょう。最近では男性も育休を取れる機会が増えてきていますので、どうするのかを考えましょう。

まとめ:結婚したら今まで以上に話し合いを!

結婚すると、今まで一人だった生活が二人になりますので、良くも悪くも今まで通りとは行かなくなります。ある意味、「家庭」と言う会社を二人で経営していくようになりますので、これまで以上によく話し合いをして、「家庭」の経営を協力していく必要がありますね。

結婚、出産、子供の教育費用が具体的に何にいくらかかるのかというのは、今後の記事でご紹介していきます。

 1.結婚費用

 2.出産費用

 3.教育費用

(マネーroom編集部)

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