【基礎】資産と負債という考え方

それでは次に家計管理の2つ目、資産を把握するお話です。

資産を把握すために、バランスシートを作ってみましょう。

バランスシートを作ってみる

まず、バランスシートって何?ということですが、「B/S」と書かれたり「貸借対照表」とも言われたりもします。企業の決算報告に使われる計算表の一つで、ある時点での資産と負債のバランスを表します。これを家計でも作ってみることで、家計の健全度を測ることができます。

 資産を確認する

資産は換金できる財産のことです。

例えば、現金、預貯金、株式などの有価証券、解約すればお金が受け取れる貯蓄系の生命保険、また、自宅などの不動産、車、貴金属なども資産にあたります。

有価証券や不動産、車などは時間の経過によって価格が変動しますので、購入した時の金額ではなく、現時点での価格を確認しましょう。

 負債を確認する

負債は、借金などのマイナスの財産のことです。

こちらは住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、カードローンや奨学金などが当てはまります。もし、親や知人から借りているお金があるとすればそれもこちらに加わります。

 純資産を知る

これで、資産と負債を確認できました。
また、資産から負債を引いたものを、「純資産」と言います。実質的な正味の資産を表しています。
この純資産がプラスならいいのですが、マイナスになっている場合は、対策を考える必要がありそうです。

まとめ:年に1回はバランスシートを作り家計の総点検をしてみよう!

最初にバランスシートは企業の決算報告に使われるものというお話をしました。
企業が年に1回は決算報告を行って会社の状況を報告するように、家庭でも年に1度、家計がどうなっているかを確認してみると良いと思います。

(マネーroom編集部)

お金の勉強ができる「90秒お金の勉強」

CTA_YouTube
「90秒お金の勉強」とは

お金について1トピックにつき90秒で学べます。
テーマは家計・住宅・保険・運用・税金など、知っておきたい得するお金のハナシや、なかなか聞けないお金の疑問について。
金融初心者向けに難しい話は一切なしで、分かりやすさを重視してお金の専門家であるファイナンシャルプランナーがお話ししています。